WIREDにCoral Rescueに関する記事がリリースになりました。
Collaborated with
Sponsored by
UTokyo
Ushioda
Foundation
OUR GOAL
皆でサンゴを育て海洋を保全する、
海洋環境保全の新しい仕組みをデザインです。
AN ECOSYSTEM FOR CORAL RESCUE
TRAINING
サンゴの育て方を学ぶ
RECEIVE
サンゴを受け取る
GROW
家で育てる
PLANT
サンゴを海に還す
HARDWARE
サンゴ育成のための水質管理用IoTキットです。
アプリと連動して、水温やpHの測定、水槽の写真撮影、水位測定などを行い必要に応じてユーザーに通知します。
THE APP
HOME
サンゴ礁水槽の状態を
知らせます
GRAPH
センシングした
データを表示
SCHEDULER
ToDoリストを表示
TEST RESULTS
水質検査結果を入力
CORAL EMBEDDING STRUCTURE
このストラクチャーはサンゴを植え、海に戻す構造体です。Coral RescueのIoTキットを使って、地域の人に絶滅危惧種「エダミドリイシ」の折れたサンゴを育て海に還すことを計画しています。
WORKSHOP SESSIONS
日米で高校生向けの教育ワークショップを開催し、
サンゴレスキューIoTシステムを使ってサンゴを育て、サンゴの白化に対する解決策を考えました。
東京都立北園高校
バージニア州 グレンアレン高校
TEAM
左右田智美
Design Director
東京大学生産技術研究所
DLX Design Lab
ナターシャ ルインスキー
コラボレーション科学者 バージニアコモンウェルス大学
へマル ディアズ
Design Engineer
東京大学生産技術研究所
DLX Design Lab
トー タイチョン
コラボレーション科学者
シンガポール国立大学
木内笙太
Product Designer
東京大学生産技術研究所
DLX Design Lab
サム シューキン
コラボレーション科学者
シンガポール国立大学
UPDATES
BACKGROUND
サンゴ礁は海洋生物の25%が生息しており、その長期的な保全には世界的な協力が必要です。Coral Rescueでは一般の人々がサンゴ礁の保全に取り組むことで、未来の海洋生物多様性の維持に貢献することを目的としています。幅広い人々にサンゴの保全活動を知ってもらうため、誰でも自宅でサンゴを育てることができる、サンゴ育成のためのIoTキットをデザインしました。一般の人々に育ててもらい適切な大きさになったサンゴを、専門家の指導のもとダイバーによって海に還すことを目指しています。コンセプトフェーズではシンガポール国立大学の熱帯海洋科学研究所のサンゴ保全研究活動、特にトー・タイチョンとサム・シューキンの研究活動から情報を得て、インスピレーションを得て始めました。 現在、日米の高校生に向けての教育プログラム作りの共同研究を米国のバージニアコモンウェルス大学のバイオエンジニアのナターシャ・ルインスキー准教授と行っており、 東京と米国の高校生を対象に、サンゴの成長について学び、アイデアを生み出すグローバルな教育プログラムを実施しています。 今後沼津の海域に生息している、絶滅危惧種に指定されているエダミドリイシを、Coral Rescueのキットを使って地元の小中学生に育ててもらい海に返す取り組みの実施を予定しています。物理的要因により折れてしまったサンゴが生存できるよう、自然環境に問題がなさそうな固定できる土台に植樹し、最終的に海に返すことを予定しており、遺伝子かく乱を避けるために必ず元の生息地に戻すというルールの元、実施を計画しています。 この計画には最北限のサンゴ群集について研究する東京大学の安田仁奈教授、東海大学の中村雅子准教授、そして地域の海に詳しい平沢マリンセンターの朝倉一哉氏の協力を得ています。
デザイン工学部インダストリアルデザイン学科(DID)、シンガポール国立大学熱帯海洋科学研究所(TMSI)、東京大学生産技術研究所DLXデザイン研究室の共同プロジェクトです。リードデザイナーは東京大学DLXデザインラボの左右田智美で、DIDのKEIO-NUS CUTEセンターのご好意によりNUSに滞在した際に作られました。このプロジェクトはNUSのTMSIのサンゴ保全研究活動、特にDr. Toh Tai ChongとMs. Sam Shu Qinの研究活動から情報を得て、インスピレーションを得て始めました。